第35回 神道青年九州地区協議会
第33回 九州各県神道青年親善野球大会
8月21・22日の両日、九州各県より約130名の神道青年会員が集まり、第35回神道青年九州地区協議会研修会並びに第33回九州各県神道青年親善野球大会が、長崎県神道青年会の主管により開催された。
21日は直前に雨が降り開催が心配されたが、開会式までにはすっきりと晴れ上がり、強い日差しが照りつける中、長崎県営野球場(ビックNスタジアム)、かきどまり野球場の二会場で親善野球大会が開催され、福岡県からは、福岡・北九州の二チームで参戦した。
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開会式では、大会初の試みである「神拝体操『皇民の舞』」が参加者全員で行われた。これは九州協の長友安隆会長(宮崎神青会長・青島神社宮司)が、相当な御苦労をされながら、熱意をもって提案されたもので、万葉集の海犬養岡麻呂【あまのいぬかいのおかまろ】の詠んだ
御民吾生ける験あり 天地の栄ゆる時に 遇へらく念へば
という和歌に、「みたみわれ」の曲を合わせたものである。
歌の意味は「天皇の御民である私たちは、この天地と共に栄える盛大の御世に巡り合い、何という生き甲斐のあることであろう」で、参加者一同で感謝の心を込め、さらにその心を一つにして体操を行い大会へと臨んだ。
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野球大会終了後は、次の日の研修会場でもあるロワジールホテル長崎で懇親会が行われ、表彰式やゲーム大会なども行われ、各県の研修生は、和やかな雰囲気の中で懇親を深めた。
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22日は同ホテルを会場とし、「神宮と遷宮」―伝へなければならない日本人の心―を研修テーマに、御二人の講師の先生をお招きして開催された。
第一講は、「九州地方の伊勢信仰〜伊勢御師のネットワーク〜」と題し、富松神社宮司、久田松和則先生よりご講演を賜った。伊勢からははるかに遠い地であるこの九州地方における伊勢御師の活動、ネットワークおよび分布、参宮者との関係、そして平成25年の式年遷宮についてのお話があった。九州地方にも実に多くの御師がおり、盛んに活動していたようである。
資料としては、肥前橋村御師屋敷について触れられ、多くの参宮者で賑わっていたことが伺えた。さらに「当時為替を使用して伊勢参宮を行っていた」という資料もあり、実に興味深かった。
第二講は、「神宮式年遷宮と御装束神宝の調製について」と題し、神宮式年遷宮聽神宝装束課長、采野武朗先生より御講演を賜った。式年遷宮で殿舎の造営とともに調製される、1,500点を超える神宝や装束とその種類、装束と神宝の区分、高度な制作技術とその伝承などについてのお話があった。
神宝装束部が調製者に渡す制作図面は、織物などの配色図を含め1,000枚のも及び、遷宮が行われる度に毎回新しく書き改められるそうである。また、これらの神宝装束類は一般の美術工芸品とは異なる為、図面で寸法や素材などが細かく決められ、調製者の創意が反映しないよう、厳しく制限されているとのことであった。
今回の研修は「神宮と遷宮」がテーマであったが、普段は聞くことが出来ない貴重な内容であり、とても勉強になるものであった。五年後には第六十二回式年遷宮を控え、全国各地で奉賛会が発足し活動が本格的に開始されている。その中で我々青年神職は何を成すべきなのだろうか、どのような姿勢で式年遷宮の奉賛活動に取り組むべきか、深く考えさせられる意義深い研修となった。
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